みなさんはドローンに対してどんなイメージを抱いていますか?僻地での災害時でも支援物資を届けてくれるヒーロー?それとも得体の知れない物体?ドローンに対するイメージは人それぞれだと思いますが、もしこれからドローンがわたしたちの空を飛び交うようになったら、一番気になるポイントはドローンの安全性。自分が飛ばしたドローンが墜落して誰かにケガを負わせてしまったり、せっかく高額で買ったドローンが墜落して壊れたりしたら嫌ですよね。ドローンの墜落を防ぐために、この記事ではドローンが墜落する原因とともに、墜落を未然に防ぐための対策にまつわる情報をお届けします。これからドローンを飛ばしてみたいと思っている方からベテランのドローンパイロットの方まで、すべてのドローン操縦者が今すぐ実践できる対策をまとめました。
目次
日本ではどれぐらいドローン事故が発生しているの?
ドローン事故の原因は?
ドローン事故を防ぐためにすべき対策とは?
日本ではどれぐらいドローン事故が発生しているの?
そもそも日本においてドローンの事故はどれほど発生しているのでしょうか?国土交通省が毎年発表している「無人航空機に係る事故等の一覧」によると、2015年から2017年までの3年間で発生したドローン関連の事故件数は106件。一見そこまで大きい数には見えないかもしれませんが、この106件はあくまでも国土交通省に届け出があった事故のみを集計対象としています。実際に全国の都道府県警に届出があったドローンの落とし物の件数を見てみると、2015年度は取得336件、遺失119件、合計455件です。これは、実際に墜落したドローンの数は106件よりもはるかに上回るということを暗示しています。最近はドローンの規制によってドローンを飛行できる場所も限られてきているから、もしドローンが墜落しても人に危害はないんじゃないの、と思われた方もいるかもしれません。しかし、ドローンの事故発生場所を見てみると、住宅街の敷地内に墜落したケースもあるので、一概にドローンの規制があるからといっても安心できないのです。そこで、安全にドローンを飛ばすためにも、ドローン操縦者が自ら事故を防止するために日頃から対策を取ることが重要です。
ドローン事故の原因は?
さて、なぜドローンは墜落してしまうのでしょうか?機体の不具合のせい?操縦ミスのせい?せっかく飛ばしたドローンが墜落してしまったときに気になるドローンの事故原因。よくあるドローン墜落の原因を解説していきます。
ドローン事故を防ぐためにすべき対策とは?
急な気候の変化等によりドローンの事故を完全に防ぐのは難しいですが、ドローンの事故を防ぐためにできる対策をいくつかご紹介します。
- ドローン本体(特にプロペラ部分)に泥や傷がないか確認する
- 長距離飛行前にドローンのGPS機能、その他機能が正常に作動するか確認する
- ドローン飛行に自信がない場合はドローンスクール等に通って操縦技術を実習する
- 突風への対策として、事前に風向・風速を計測する
- 障害物との接触を避ける対策として、事前に飛行ルート上に建物や木がないか確認する
- バッテリー切れの対策として、事前にバッテリーが十分あるか確認する
ドローン操縦者の増加に伴い、ドローンの事故も増加傾向にあります。愛用しているマイドローンの破損を防ぐためにも、周りの人をケガさせないためにも、ドローン飛行前には事前点検を行なうことで、ドローンを上手に操れるパイロットになりましょう!
この記事を書いた人|ゆずき
旅と脚本にハマっている自由人。サイギグでマーケティングを務めている。2017年にサイギグが立ち上がった当初に学生インターンとして働いていたが、新卒ではITコンサルティング企業に入社。デジタルマーケティングに携わった後、2年の時を経ってサイギグに戻って今に至る。旅と書くことが好きで、印税生活で旅することを夢見ている。社会課題解決×テクノロジーに関心をもち、将来はソーシャルビジネスのマーケティングをしたいと考えている。