世界経済フォーラム(World Economic Forum)が選定するTechnology Pioneers of 2019。 2019年度は何百もの応募の中から56社が選ばれました。 中でもドローン・ロボティクス関連の企業をピックアップしてみました!
Volocopter
Volocopterは、世界中の大都市で都市型エアモビリティサービスを提供しています。Volocopterの乗り物は安全で静かで完全電気式。手ごろな価格と環境に配慮した持続可能性が魅力の新しいサービスです。
公式HP:Volocopter - Home
Starsky Robotics
Starsky Roboticsは、無人トラックのスタートアップです。トラックの自動運転を実現することで道路の安全性を高めるとともに、トラック運転手がリモートでトラックを操作できるようにすることで、トラック運転手がどこからでも働ける環境を可能にします。
公式HP:Starsky Robotics
Bright Machines
Bright Machinesは、機械学習とコンピュータビジョンを通じて製造現場に人工知能を適用することで、工場の自動化・効率化を推進しています。
公式HP:Bright Machines: Software-Defined Manufacturing
Data Prophet
DataProphetは、インダストリー4.0の世界的な人工知能(AI)の大手プロバイダーであり、製造業の品質と生産性を向上します。高度な機械学習を用いたDataProphetのAIソリューションは、製造の欠陥を50%以上削減し、プラント効率を改善します。
公式HP:Home - DataProphet
Dorabot
Dorabotは、最先端の人工知能(AI)とロボット工学を用いた倉庫自動化技術を開発しています。
公式HP:https://www.dorabot.com/
Relativity Space
Relativity Spaceは、初の衛星コンステレーション(※)向け自動ロケット工場・打ち上げサービスを立ち上げスタートアップです。
※衛星コンステレーションとは、地球の周りを飛ぶ衛星群の総称です。
公式HP:https://www.relativityspace.com/
Technology Pioneersに求められる選定基準は?
世界経済フォーラムのテクノロジーパイオニア統括リーダーであるFulvia Montresor氏は、次のように述べています。
今年選出されたテクノロジーパイオニアは、それぞれの分野において最先端の存在です。世界中のさまざまな重要課題に対する発明をもっています。そしてテクノロジーは発明だけで終わってはならず、いかに社会活用するかが大切だと理解しています。だからこそ、わたしたちは彼らが未来を形作ると信じています。
なお、選定基準について同氏は次のように述べています。
企業を選ぶ際は、企業が業界に革新をもたらす可能性を秘めているか、今後長年にわたって社会貢献できる見込みがあるかをポイントとしています。
ちなみにテクノロジーパイオニア2020の募集は2019年9月より開始するそうなので、革新性および社会貢献性を兼ね備えたテクノロジーソリューションをおもちの方は、ぜひテクノロジーパイオニア2020に応募してみてください! 詳細はこちら:Technology Pioneer | World Economic Forum
テクノロジーパイオニアに選ばれると、世界経済フォーラムが運営している2年間のプログラムに参加し、最新テクノロジー領域で活躍する業界リーダー陣および官民のエキスパートとともに活動する機会が得られます。2019年度のテクノロジーパイオニアは、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ大陸からまんべんなく選出されており、1/4以上の企業が女性経営者とのこと。2020年にはどんな企業が選ばれるのか、楽しみですね!
Airobotics社とのタイアップ記事
選出企業の1つである「Airobotics社」の宮谷聡さんとPSYGIG代表のGaryがもともと知り合いだったこともあり、PSYGIG取材班が宮谷さんにインタビューしてきたので、そちらのインタビュー記事も併せてご覧ください。Airobotics社は自律飛行ドローン部門で選出されました。宮谷さんは東京大学在学中にフランスAirbus社によるFly Your Ideasコンテストで最終5チームに選出されたり、JAXAを始めとする航空宇宙工学関連の企業を渡り歩いてきた期待の新星なので、ドローン業界の方はもちろん、Technology Pioneerの応募に関心がある方、航空宇宙工学に関心がある方にもおすすめの記事です。
この記事を書いた人|ゆずき
旅と脚本にハマっている自由人。サイギグでマーケティングを務めている。2017年にサイギグが立ち上がった当初に学生インターンとして働いていたが、新卒ではITコンサルティング企業に入社。デジタルマーケティングに携わった後、2年の時を経ってサイギグに戻って今に至る。旅と書くことが好きで、印税生活で旅することを夢見ている。社会課題解決×テクノロジーに関心をもち、将来はソーシャルビジネスのマーケティングをしたいと考えている。